もし私がこの仕事に就いていなかったら、
瞑想というものに興味を持たなかったかもしれません。
むしろ少し怪しいものだと思っていたかもしれません。
けれど、日々多くの方を診ていると分かることがあります。
現代人の疲れの多くは
「身体」よりも「脳」の疲れであるということ。
マルチタスク。
絶え間ない通知。
情報過多。
人間関係の緊張。
脳は、常に働き続けています。
だからこそ、
脳を休ませる時間が必要です。
特別なことをする必要はありません。
横になれるなら横になる。
それが難しければ、ただ目を閉じる。
もし今、あなたが
「なんとなく機嫌が悪い人」になっているとしたら。
あるいは
「機嫌が悪そう」と思われているとしたら。
それはあなたの性格ではなく、
脳疲労かもしれません。
睡眠をとっても朝すっきりしない。
頭の奥が重い。
考えがまとまらない。
それは脳が休みきれていない状態です。
10分でいいのです。
静かな場所で目を閉じる。
呼吸だけに意識を向ける。
考えが浮かんでも追いかけない。
たったそれだけ。
情報が溢れる社会。
常に誰かの声に囲まれている日常。
その中で
「ひとりになる時間」を10分つくる。
それだけで
日常の質は変わります。
豊かさとは
何かを足すことではなく、
静けさを取り戻すことなのかもしれません。

