図書館へ立ち寄った。
こんなにも沢山の本が、
無料で読めるというのは有難いことだ。
外は雨が強く降っている。
まだ外へ出る気になれず、
館内をゆっくりと歩く。
ふと手に取った本を眺めながら思う。
この本を書いた人は、
もう生きていないのかもしれない。
これだけの本があるということは、
それだけ多くの人が言葉を残してきたということだ。
人生をかけて考え、
人生をかけて書き続けた人たち。
けれど、
その人たちもまた死んでいく。
言葉は残り、
人はいなくなる。
そんな当たり前のことを考えているうちに、
いつの間にか雨は上がっていた。

