混ざり合うということ

最近、

 

時間を見つけては、

 

コーラのレシピを探しています。

 

 

もともとは、

 

患者さんにプレゼントしようと思ったのがきっかけでした。

 

 

けれど気がつくと、

 

その探求自体が面白くなっていました。

 

 

振り返ると、

 

スパイスに興味を持ったのは15年ほど前。

 

 

押上にある
スパイスカフェの本をきっかけに、

 

カレーを作り始めました。

 

 

さらに、

 

要町の
かえる食堂で食べた一皿に惹かれ、

 

気がつけば、

 

ずっとスパイスに触れ続けています。

 

 

なぜ、

 

鍼灸院のブログでこんな話をするのか。

 

 

偶然見つけた、

 

伊良コーラの動画の中で、

 

とても腑に落ちる話がありました。

 

 

コーラは、

 

150年ほど前に薬として生まれた飲み物です。

 

 

そして、

 

さまざまな素材を組み合わせて作られています。

 

 

ひとつの成分で効かせるのではなく、

 

重なり合いで成り立っている。

 

 

この構造は、

 

どこか漢方にも似ています。

 

 

私は、

 

ここに東洋的な考え方を感じます。

 

 

単一の正解ではなく、

 

複数が関係し合いながら成り立つ世界。

 

 

日本には、

 

「和を以て貴しとなす」という言葉があります。

 

 

それぞれが主張しながらも、

 

全体として調和していく。

 

 

私は、

 

鍼灸においても同じことを感じています。

 

 

「ここを刺激すればこうなる」

 

 

そういった単純な因果だけで、

 

人の身体は成り立っていません。

 

 

生命は、

 

単純でありながら、

 

同時にとても複雑です。

 

 

同じ鍼でも、

 

打つ人が違えば結果は変わる。

 

 

同じ人でも、

 

その日の状態で反応は変わる。

 

 

だからこそ、

 

固定された正解を求めすぎると、

 

かえってズレていきます。

 

 

料理も同じです。

 

 

その日の感覚で、

 

味は変わる。

 

 

それが面白さでもあります。

 

 

ただ、

 

施術は違います。

 

 

ある程度の再現性が求められる。

 

 

だから私は、

 

「何をすればこうなるか」を固定するのではなく、

 

変化に対応できる感覚を磨くことの方が大切だと考えています。

 

 

目の前の人と、

 

どう関係するか。

 

 

どう重なり合うか。

 

 

料理でいうなら、

 

バランス。

 

 

私は、

 

何か特別なことをしているわけではありません。

 

 

ただ、

 

調和するように関わる。

 

 

その結果として、

 

身体も整っていく。

 

 

東洋人として、

 

日本人として、

 

この「和」の感覚を大切にしていきたいと思っています。




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