病院に行くと、
多くの人が
医師に任せる。
それは自然なことだと思う。
専門的なことは分からないし、
判断を預けた方が
安心できる。
けれど本来、
医療は人生の一部であって、
選択は自分の側にある。
任せることと、
手放してしまうことは、
少し違う。
どこまで関わるのか。
その距離感によって、
結果も変わってくる。
鍼灸や漢方に触れると、
少し立ち位置が変わる。
受けるだけでは、
整いきらないことがある。
身体の側が、
どう在ろうとしているのか。
そこに関わっていく必要がある。
一度で良くなる、
という感覚もあるかもしれない。
実際、
変化は起きる。
ただ、
それが続くかどうかは、
また別の話になる。
元に戻ることもある。
それは、
特別なことではない。
これまでの積み重ねの中で、
今の状態があるからだ。
身体は、
急には変わらない。
崩れるのにも、
時間がかかっている。
整うのにも、
同じだけの時間が必要になる。
だからこそ、
どう関わるかが大切になる。
任せきるのではなく、
抱え込むのでもなく、
少し関わる。
その積み重ねが、
結果につながっていく。
治すのは、
外側ではなく、
内側の働きだと思っている。
こちらができるのは、
その流れを整えること。
何を選ぶのか。
それは、
どの方法を取るかというより、
どの立ち位置にいるか、
ということなのかもしれない。

