運と実力

以前、
ある弁護士の方がこんな話をしていた。


「健康は、将棋ではなく麻雀だ」と。


将棋は、
実力がすべてに近い。


どれだけ繰り返しても、
差は埋まらない。


一方で、麻雀には
流れがある。


どれだけ上手くても、
負けるときは負ける。


逆に、
勝つこともある。


健康も、
それに近いのかもしれない。


どれだけ気をつけていても、
崩れることはある。


理由がはっきりしないまま、
起こることもある。


けれど、
何もできないわけではない。


少しでも整えていくことで、
流れは変わる。


食事や、
睡眠。


身体の使い方や、
日々の過ごし方。


特別なことではないけれど、
重なっていく。


それでも、
すべてを決められるわけではない。


どうにもならない部分は、
確かにある。


生まれ持ったものや、
巡り合わせ。


それを完全に変えることは、
できない。


だからといって、
何もしないわけでもない。


限られた中で、
できることを重ねていく。


その繰り返しが、
結果として現れる。


どこまでが実力で、
どこからが運なのか。


それは、
はっきりしない。


けれど、
両方があるということだけは分かる。


以前、
年配の方がこんなことを言っていた。


「長生きの秘訣は、
雨の日は外に出ないこと」


冗談のようでいて、
どこか本質を含んでいる。


すべてをコントロールすることは、
できない。


それでも、
少しでも良い方へ寄せていく。


その積み重ねが、
自分の生き方になる。


勝ち続けることは、
難しい。


けれど、
負けにくくすることはできる。


健康も、
そのくらいの距離感でいいのかもしれない。



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