鍼灸師という仕事をしていると、
「北斗神拳みたいですね」
「痩せるツボってあるんですか?」
「必殺仕事人みたいですね」
そんなふうに言われることがあります。
この問いにどう答えるのが正解なのか。
そう考えているうちに、
気づけば何年も経っていました。
SNSを見ていると、
強い言葉で発信する人ほど目に入ります。
それが今の時代の特徴なのかもしれません。
マーケティングの観点で見ても、
「品質」
「設計」
「広告」
この3つは重要であり、
自分が何者かを伝えることは大切です。
ただし、
「嘘」
「大げさ」
「紛らわしさ」
これらは本質から離れてしまいます。
世間では、
鍼灸師や整体師に対して、
どこか誇張された印象を持たれることがあります。
実際に、
そうした発信をしている人がいるのも事実です。
その影響で、
地道にやっている人まで
同じように見られてしまうこともある。
当たり前のことを、
当たり前にやる。
それでは届かないのか。
声が大きい人ほど正しいように見える。
そんな風潮に、
少し違和感があります。
私は、
小さく、
手の届く範囲で、
身の丈に合った関わり方でいいと思っています。
北斗神拳は知りませんし、
痩せるツボも使いません。
必殺技もありません。
ただ、
安心して鍼灸を受けてもらえるように、
整えていく。
それだけです。
短期的な変化よりも、
長く続く状態を大切にしたい。
できることの中には、
やろうと思えばできることもあります。
けれど、
やらないという選択をしています。
その理由については、
また別の機会に書いてみようと思います。

