鍼灸をこれから受けるとき、はじめに抱くイメージは「痛そう」ということではないでしょうか?
もちろん針金をさしたり裁縫針を刺せば痛いでしょう。
けれど鍼も裁縫針も注射針も構造が違います。
鍼の場合には鍼先が松葉型といって針先が細く作られており、刺入しやすく痛みも少ないように工夫されています。
そして鍼の直径は0.16mm(最も細くて0.12mm)。
世界最細の注射針が0.18mm(採血用1.4mm)ですから、鍼を刺したときの痛みは無いに等しいのです。
また鍼は皮膚にねじ込むのでもなく、押し込むのでもありません。
切皮という技術を用いて挿入します。
何年か前に鍼を診療で使う内科医がいました。
しかし鍼を刺すのを見ていると違和感を抱くのです。
というのも鍼を無理やりねじこむのです。
やはり「餅は餅屋 桶(おけ)は桶屋」。
「治れば良い」「良くなれば良い」という考えなのか、患者のことを考えているようには見えませんでした。
もちろん、鍼を刺す技術にも「上手い」「下手」はあります。
ですから鍼灸院に行くときは上手な鍼灸院を選んでください。
その基準とし考えられることは「経験数」です。
話は戻りますが、鍼は痛いものではありません。
興味がある方はぜひはじめてください。