鍼の構造(1)

鍼灸をこれから受けるとき、はじめに抱くイメージは「痛そう」ということではないでしょうか?

もちろん針金をさしたり裁縫針を刺せば痛いでしょう。

けれど鍼も裁縫針も注射針も構造が違います。

鍼の場合には鍼先が松葉型といって針先が細く作られており、刺入しやすく痛みも少ないように工夫されています。

そして鍼の直径は0.16mm(最も細くて0.12mm)。

世界最細の注射針が0.18mm(採血用1.4mm)ですから、鍼を刺したときの痛みは無いに等しいのです。

また鍼は皮膚にねじ込むのでもなく、押し込むのでもありません。

切皮という技術を用いて挿入します。

何年か前に鍼を診療で使う内科医がいました。

しかし鍼を刺すのを見ていると違和感を抱くのです。

というのも鍼を無理やりねじこむのです。

やはり「餅は餅屋 桶(おけ)は桶屋」。

「治れば良い」「良くなれば良い」という考えなのか、患者のことを考えているようには見えませんでした。

もちろん、鍼を刺す技術にも「上手い」「下手」はあります。

ですから鍼灸院に行くときは上手な鍼灸院を選んでください。

その基準とし考えられることは「経験数」です。

話は戻りますが、鍼は痛いものではありません。

興味がある方はぜひはじめてください。

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