時々、施術の話(8)|睡眠障害

先日、夜に10回起きてしまうという方の相談を受けました。

寝苦しい夜ですから何度も起きてしまう方も多いでしょう。

Aさんの場合は不眠症のために起きるとトイレへ行くそうですが(夜間多尿)、日中のトイレの回数は少ないとのこと。

この場合には、寝る前の水分の過剰摂取、薬剤性のもの、ホルモンバランスの乱れ、高血圧や心不全、腎機能障害などの内科の病気によるもの、睡眠時無呼吸症候群が考えられます。

ただ、喫煙されていることも含め、カフェイン依存の傾向にもあり、緑茶を多く摂取するそうです。

背景にあるものは複雑なのでしょうが、気質的なことや加齢も含めて漢方内科を紹介しました。

不眠症には、柴胡加竜骨牡蛎湯、酸棗仁湯、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、加味帰脾湯などが使用されますが、これらの漢方を処方された後にどのような変化が生じるか様子をみたいと思います。

ちなみに主訴は股関節の人工関節による痛みということもあり、漢方を処方してもらうことで体質の見直しを考えました。
施術においては伏臥位にて失眠へ透熱灸をおこなっていますが、それは気質的なことを含めてのものです。


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