愛知からの鍼灸の問い合わせ

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愛知からの鍼灸の問い合わせ

日常の一コマではあるのですが、
その日は電話でずいぶん長い時間話していました。

少し心配になって様子をうかがうと、
どうやら治療についての問い合わせのようでした。
話を聞いてみると、遠方に住んでいる方からの電話だそうです。

電話をかけてこられたきっかけは、
ホームページに記載していた「経穴」でした。
その経穴で、奥様の病気に何かできないだろうか、
という内容でした。

以前、「鍼灸が何に効くか」という記事を書いた際に、
腹水について紹介したことがあります。
電話をくださった方は、
奥様の体調不良について調べていくうちに、
その腹水の記事にたどり着き、
そこに記載されていた経穴が気になったそうです。

何度かやり取りを重ね、
奥様の病状をメールで送っていただきました。
そして治療の合間を縫って、
セルフケアについて電話でお話をしました。

董氏針法では、大腿内側にある奇穴を用いることがあります。
ただ、今回は遠方ということもあり、
「手当て」として、
手掌でゆっくりと圧をかけていく方法をお伝えしました。

このような手当てを行うことで、
夜間の痛みや右腹部の圧迫感が
和らぐことがあります。

施術方法について一通りお話しした後、
電話の最後に、こんな言葉がありました。

「実は、妻の兄が行徳に住んでいたんです」

その一言に、不思議な縁を感じました。

経絡という言葉は、
経糸と緯糸(よこいと)を意味します。
それらが織りなされて、一枚の布になる。

中島みゆきさんの歌にある
「織りなす布は、いつか誰かを温めうるかもしれない」
という一節のように。

鍼灸師として、
遠く離れた場所に住むご夫婦を、
ほんのわずかでも温めることができたのなら、
それはとても幸せなことだと思います。

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