Third Doorは静かに開く


正面から入る人がいる。

与えられた入口を通る人がいる。


そして、

どこにも入口がなければ、
自分で探す人がいる。


何度もノックし、
別の道を見つけ、

ときには窓からでも入る。


それが、
Third Door と呼ばれるものです。


以前、ある方に紹介していただき、
銀行の支店長とお会いする機会がありました。


渡航について相談したとき、
こんな言葉をかけられました。


「みなさん、3人か4人には聞くんです」


少し間があって、


「でも、100人には聞かないんです」


その言葉は、
とても静かで、

同時に、はっきりとしていました。


本を読んだあと、
しばらくしてから決めました。


会ったことのない人に、
メッセージを送ってみよう。


特別な理由はありません。


ただ、

ノックする回数を増やしてみようと思った。


SNSを開けば、
世界中の人と繋がれる。


けれど、

実際に声をかける人は多くありません。


動画を見て、
直感的に「会いたい」と思った人に、

そのままメッセージを送る。


知人に声をかけ、
繋がりを辿る。


朝早くから人が集まる場所に行き、
まだ知らない誰かに、自分の意図を伝える。


やっていることは、
どれも特別ではありません。


ただ、

回数だけが違う。


あの日の出来事も、

振り返ってみると、
突然起きたことではありませんでした。


何度もノックして、
いくつかの窓を見つけて、

少しずつ、
開いていった。


扉は、
ある日いきなり開くわけではない。


静かに、
少しずつ動いていく。


Third Doorは、
才能の話ではありません。


運だけでもない。


どれだけノックしたか。


それだけのことなのかもしれません。


3人に聞いて、立ち止まるのか。


それとも、

100人に聞いてみるのか。


その差は小さく見えて、
あとから大きく広がっていく。


あなたは、

あと何回、ノックしますか。

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