妊娠するための「食べ物」の考え方
結婚して数年が経ち、
「そろそろ子どもが欲しいね」
そんな会話が自然に出るようになる。
夫婦で何度かトライしてみても、
思うような結果が出ない。
不安を抱えながら病院へ行き、検査を受け、
その流れの中で鍼灸や漢方に興味を持つ方は少なくありません。
では、
妊娠を目指すうえで
鍼灸・漢方・サプリメントは、どれくらいの比重を占めるのでしょうか。
鍼灸よりも回数が多いもの
鍼灸を受ける頻度は、
おおよそ7日に1回。
その間に、自宅でお灸をしたり、運動を取り入れたり、
努力されている方も多くいらっしゃいます。
けれど、
鍼灸よりも 圧倒的に回数が多いもの があります。
それが、食事です。
1日3回。
1週間で21回。
1か月で約90回。
1年では1000回以上。
鍼灸や漢方よりも、
はるかに体へ影響を与え続けているもの。
それが食事です。
現代の暮らしの中で
お話を伺うと、
- 水道水をそのまま飲んでいる
- スーパーやコンビニの出来合いのものが多い
という方も少なくありません。
それは仕方のないことです。
夫婦共働きで忙しく、
妊娠しても産休に入るまでは不安を抱えながら働く。
現代では、それが当たり前の生活になっています。
だからこそ、
完璧を目指す必要はありません。
小さなところからでいいのです。
妊娠力を高める、ということ
妊娠力を高めるとは、
特別な食材を探すことでも、
流行の健康法を取り入れることでもありません。
健康な体をつくること。
それだけです。
精子も卵子も、
あなたの体から生まれるもの。
今朝、何を食べましたか?
昨夜、何を食べましたか?
体は、
昨日までの食事の積み重ねでできています。
妊娠するための食事の基本
「妊娠するための食べ物の考え方」は、
実はとてもシンプルです。
まずは、
バランスよく食べること。
野菜、肉、魚、卵、ごはん。
特別なものではなく、
さまざまな食材をまんべんなく摂ること。
甘いパンやチョコレート、
お酒を飲んだから食事を抜く、
というのはおすすめしません。
あなたが摂るべき栄養のおさらい
1.たんぱく質(体の土台)
皮膚・血管・筋肉の材料。
質の良い卵子・精子のために
卵、豚肉、魚を意識しましょう。
2.鉄(月経で失われる血の材料)
女性は月経で鉄を消費します。
貝類、レバーなどを適度に。
3.ビタミンE(若返りのビタミン)
抗酸化作用があり、
血流やホルモンバランスを整えます。
アボカド、ナッツ、かぼちゃ。
4.亜鉛(精子の形成に)
男性にとって特に重要。
牡蠣、ホタテなど。
5.葉酸(胎児の発育に)
核酸の合成を助け、
先天障害のリスクを減らすとされます。
菜の花、レバー。
6.ビタミンA(子宮環境を整える)
粘膜や皮膚を守ります。
摂りすぎに注意しながら
うなぎ、ほうれん草。
7.カルシウム(骨と心の安定)
骨をつくり、
精神を安定させる働きがあります。
牛乳、チーズ、ヨーグルト、小魚。
日本人女性に多いこと
日本は、台湾や中国と比べて
生理中の栄養摂取が少ない と言われています。
血を作り、補う食事を意識しないと、
生理後の体調は崩れやすくなります。
女性の体は、とても繊細です。
そのことを理解して暮らすだけでも、
体調は変わっていきます。
まずは、食事から
鍼灸も、漢方も、大切です。
けれど、その土台にあるのは日々の食事。
まずは、
食事を見直すことから始めてみてください。
できることを、できる範囲で。
それが、妊娠への一歩になります。
いまから、はじめてみませんか。

