常時見かける病気の鍼灸治療|腰痛

1.腹部刺鍼
まず患者を仰向けに寝かせ、術者は左手で腰部の圧痛点を探る、その後右手で腹部の対応点を見つけ、そこへ2寸程度の鍼で刺鍼する。
虚証には補法、実証には瀉法、いずれでもない場合は平補平瀉手法。急性腰痛に効果あり。

2.耳鍼
耳輪上下脚部位の皮膚の変化がないかどうか確認する。色、脱屑、突起など。
そのような点があれば腰痛点であるので5分の鍼で捻転刺鍼する。患部に発熱のような症状がでたら、患者は腰の運動をすること10~30分間。
(一般に患側の耳穴に反応が出やすいようだ)圧痛点の探査では爪楊枝でもよいのでこれを圧して圧痛点を探ることでもよい。一回で治癒できる。

3.養老
健側を取穴、2寸の鍼で尺骨頭の陥凹部に上肘に向けて斜刺1.5寸、捻転瀉法の強刺激を行う。置鍼20分程度。
同穴は手の太陽小腸経の郄穴である、腰部は太陽膀胱経であり、同気相求、上下相応する。

この記事を書いた人

〒272-0133
千葉県市川市行徳駅前1-27-20 堀徳ビル301
営業日:月・火・水・金・土・日
営業時間:10時~19時(最終受付)

目次