外国人の患者さん

数日前のこと。

仕事中にインターホンが鳴りました。

ドアを開けてみると外国人のご夫婦と女の子。

どうやらご主人は日本語を話せないため、奥さんが通訳をするために一緒に来た様子。

「カッピングはやっていますか?」

外国の方からはカッピングを希望される機会が多く、どうやら今回もカッピングをおこなう場所を探していたようです。

ご夫婦はパキスタン出身の方で、日ごろはエンジニアとして働いているとのこと。

施術方法について話をしたのち、「後日、友人と一緒に来ても大丈夫?」というやり取りをして帰られました。

数日後、仕事帰りに立ち寄った男性と友達。

これまで鍼も灸もカッピングもしたことは無いそう。

カッピングが全部の症状に効果があるわけではないことを伝え、「来日してから何年も経てば日本の気候による身体の変化が生じる」ということを説明しました。

パキスタンにいた頃は背中の痛みも腰の痛みもなかったことを考えても、日本の生活様式や飲食物、気候における条件もまた体の痛みを生んだのでしょう。

そういった情報をもとに約1時間かけてゆっくりと体全体に施術をおこないました。

具体的な施術内容は書いていませんが、一日デスクワークをしていたら疲れますよね。

また日本での生活様式も違うだけではなく、日ごろから気も張っているので気が抜けません。

鍼を刺して10分ほど休んでいただきましたが、リラックスできたのか「眠くなった」と話していました。

施術方法や刺激の強弱は症状によって使い分けますが、現代社会に生きる人々にとって自律神経を整えるという意味においても日本人による刺激の少ない施術は有益かと思います。

何らかの体調不良、そしてなかなか変化しない症状などがある場合には、鍼灸を選択してみてはいかがでしょうか?

疲れ、疲労というものは世界共通ですし、日本に住んでいたらこの高温多湿による身体のダメージと寒暖差の変化によって自律神経は消耗してしまいます。

興味をもたれた方は鍼灸がおススメです。

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