常時見かける病気の鍼灸治療|三叉神経痛

劉強 編著 河南科学技術出版社
慧光鍼灸院 池澤肇 抄訳

1.聴宮
患側を取穴、1寸の鍼で直刺6~7分刺鍼、平補平瀉手法、疼痛はすぐに消失する。
置鍼30~60分、10分毎に針を操作する。同穴は手太陽小腸経、足少陽胆経、手少陽三焦経の交会穴である。
※有効率80%以上。

2.天枢
左右穴へ直刺で1.5寸程度(人によって異なる)刺鍼、捻転瀉法、置鍼30分。
三叉神経痛の部位は陽明経であるので、天枢穴は足陽明胃経である、また手陽明大腸経の募穴でもある。

3.顴髎
風府穴に向けて80度の角度で2.5寸程度刺鍼する。三叉神経のⅡ支が通る(上顎神経)置鍼30分。
同穴は足陽明胃経の腧穴である。

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