30代男性、板前
主訴は特になく、睡眠時にうなされてしまうそうです。
ミュージシャンから板前へ転職されたことで、何かを生み出すことから伝統を守るという環境の変化に苦しさを感じているとのこと。
いま思い当たる漢字を教えて欲しいと伝えたところ「詰」という字を書いてくれました。
字の成り立ちや意味は「行きづまる」また「窮する」「 身動きがとれなくなる」「言い逃れする余地を与えないよう締め付けながら問う」ことを指すそう。
息が詰まるとあらゆることに流動性を失ってしまいます。
つまりは動くことが良く、散歩やカラオケにいってみたらどうかと提案しました。
後日、自宅がある恵比寿から銀座までの自転車通勤で歌をうたってリフレッシュしているそうですが、うなされることは無くなり、日を重ねるごとに元に戻りつつも深く眠られているそうです。
時々、施術の話(20)|睡眠時にうなされる
