「疲れる」と「衝かれ」て「憑かれる」

季節が変わり往くなかで、体調を崩す人も多いもの。

日ごろあまり手技はしないのですが、疲れている人に対しては手を当てる時間が長くなるものです。

しかし疲れている人に手を当てると疲れる。

このようなことはあまり意識しないのですが、1ついえることは何か交換しているというのはあるのでしょう。

ですから私たちは健康でないといけませんし、日ごろから健康に意識を向ける必要があります。

タイトルの「憑かれる」に深い意味はありませんが、濃いものが薄いものへ移動するというのは当たり前なことです。

そのため、患者と術者間において何らかの変化が生じるのだと思います。

例えば触れることで熱は移動しますよね。

これは伝導といいますが、私はそれだけではないと考えています。

それは電子。

なぜ鍼治療に金属を使うのかを考えると、シャーマニズムの要素も大きいのでしょうが、金属を選んだ何らかの理由があると思います。

彼らはそれを憑き物として考え、誰かは邪気と言ったのではないか。

それらを身体から離す(清める・祓う)ために、口に酒を含ませて霧状にして吹きかけたり、植物も燃やして煙をあてたり、音を鳴らすことで場や身体を浄化させるようになったのかな、と考えたり。

鍼は体内に溜まる電子を放散、逃がすのではないだろうか、と考えたり。

というのはあくまでも仮説なのですが、鍼が金属であることを考えると、なぜ金属を選んだのかが気になる所です。

ちなみに金属には特性があって、補う働きに優位なものは金、銀、チタン、白金、ステンレス。

離す働きに優位なものはプラチナ、ステンレス、チタン、銀、金になります。

静岡の今村先生は「金鍼は自由電子を皮膚に与えて皮膚バリア機構を活性化する」と紹介しています。

他にも「神経系に驚異的な反応を引きだす」と推察されているのですが、金属の材質によって体を整える(電子、電圧を整える、流れを整える)ということは不可思議な話ではあいません。

そのため、外傷による瘢痕や瘀血といった停滞している場合には放血したり、縫合や切創によって神経や組織が機能していない場所に鍼を当てるというのはこれらの意味があるように思います。

灸はこれらの電子の流れ(経絡)ではなく、部分に対して細胞活性をはかり生命力をたてるのだと思います。

ただ、患部に対して鍼をおこなわない遠隔では反射区やフィボナッチ、三才論などが該当するかもしれません。

つまり、頭は仙骨、手、足、末節骨。

頸部は手関節、足関節、アキレス腱。

それらを選択するという一連の流れには、術者の意識が関係するのですが省略させていただきます。

さて、私の10年ほど前の話なのですが、口腔内で銀歯を被せている上下の歯が当たると電気が走ることに悩まされ、歯科医院に通っている時期がありました。

そこで分かったことは上下の銀歯が同じ材質ではなかったため、食後に唾液が酸性に傾いて金属イオンの溶出したことで金属同士が当たる時に漏電のような状態になっていたそうです。

そういったことを考えると、人間の体は約70%が水分ですから、体にある金属が全身を巡る体液によって何らかの問題を起こすことは少なからず存在するでしょう。

そして、電子の流れ(磁気)があるため、ピアスやネックレス、指輪、患部に貼る時期シールや磁気ネックレス、携帯電話や電気自動車、IH機器、電波などが体に不具合を起こすということはあり得る話です。

ですから、それらから離れた時に体調が良くなるということは十分にあり得ますから、思い当たる方は外してみてください。

話は戻りますが。

神社で大麻(おおぬさ)を祓具として使いますが、なぜ紙で祓うのか考えたことはあるでしょうか。

この和紙は伊勢和紙を使用しており、材料は楮、三椏、雁皮、針葉樹、トロロアオイなのだそうですが、これらの材料による性質との関係もあるでしょう。

なぜ、私が病気は電子による影響があると考察するようになったかというと、恩師が精神疾患に列缺と豊隆を使うと教えてくれたからでした。

それらのツボを別名で稲妻と雷神というそうですが、雷に打たれた時に使用するほか、精神疾患の時に豊隆へ刺絡をおこなうというのです。

つまり、奇病や難病においては体から電子を抜くことで病が体から離れるのではないかと考えたのです。

先人たちは電子というものの存在を知らなかったため、気(広義)というものを用いて広義的に考えたのだと思います。

ではなぜ憑かれるか。

それは疲れと関係するのでしょう。

慢性的なストレス(物理的・化学的・生物・心理・社会的)は副腎を疲弊させて、細胞の機能低下を起こします。

つまり内部環境の恒常性を保つ働きの低下により疾患の発症や進展に繋がるわけです。

物理的に疲弊していて、さらに心理的にも反応しやすい状態と言うのは、精神的にも安定しておらず、虚を突かれやすいのかもしれません。

そういう時には不思議と何らかの勧誘に合いやすくなるのも、弱った人から出される何かを察知してのことなのでしょう。

嗅覚が鋭いともいえますが、そういう人は少なからずいます。

また体が弱っている時は思考が安定しないため、陰的な場所にいったり、陰気くさい人と会ったり、暗い話を聞いたりします。

ただでさえ磁場が悪い場所には歓楽街があり、暗い話などをすれば身体は悪くなる一方です。

テレホンオペレーターの方に突発性難聴が多い理由には耳に熱が籠ることもあると思いますが、声(音)は鼓膜の振動で内耳に電気信号に変換されて脳に送られ、前頭前野、海馬、扁桃体を傷つけ心身を疲弊させます。

ですから日ごろから「明るい場所にいく」「元気な人に会う」「楽しい話をする」ということは大切です。

このように体は電子と深く関わり、疲れると虚をつかれやすくなり憑かれやすくもなるわけです(何らかの不利益なもの)。

そのために塩を撒きましょうなどの話をしたいのではなく、体も家も人間関係も風通しを良くすること。

水の流れをよくするために口周り、大切な場所は清潔に保つことが大切です。

そして、森林浴や海水浴、公園の芝生に素足をつけたり、土に触れて身体に蓄積した電子を抜きます。

今回、霊的な話やスピリチュアルなことに触れるつもりはありませんでしたが、日ごろ患者さんを診ているなかで感じたことをまとめてみました。

病気と電子は関係が深いものだと思います。

そうはいっても、この記事をパソコンで打ち込んでいるのすから矛盾しているのですが、ぜひ気をつけてみてください。


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