今日は、
古代ギリシャの医学の父・ヒポクラテスの言葉を手がかりに、
医学、そして健康の本質について考えてみたいと思います。
私は鍼灸に携わって21年になります。
これまで多くの方を診てきて、繰り返し浮かんできた問いがあります。
健康な人と、不健康な人の違いは何か。
病気にならない人と、病気になる人の違いは何か。
回復が早い人と、回復が遅い人の違いはどこにあるのか。
現代は、かつてないほど情報が溢れています。
それでも、人の本質は変わらない。
だから同じことが、今も目の前で起き続けているのだと思います。
このことを経験論として伝えても、
理解できる人と、理解できない人がいる。
それは、
エビデンスがないからなのか。
メディアで取り上げられていないからなのか。
あるいは、
健康というものが、人生の中でそれほど重要視されていない
ということなのかもしれません。
では、
私の仕事とは何なのか。
ただ鍼を刺すだけであれば、
正直、誰にでもできると思います。
私にしかできないことがあるとすれば、
それは
その人が本来の姿で生きられるようにサポートすること
ではないかと考えています。
そのヒントとして、
医の父・ヒポクラテスの言葉をここで共有したいと思います。
ヒポクラテスの言葉(抜粋)
- 汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ。
- 火食は過食に通ず。
- 病気は食事療法と運動によって治療できる。
- 食べ物で治せない病気は、医者でも治せない。
- 食べ物について知らない人が、どうして人の病気について理解できようか。
- 食物によるよりも、飲料によって回復を図るほうが容易である。
- 浄化されていない身体は、栄養を摂れば摂るほど侵される。
- 満腹が原因の病気は、空腹によって治る。
- 月に一度断食をすれば病気にならない。
- 病人に食べさせると病気を養うことになる。一方、食事を与えなければ病気は早く治る。
時代が変わり、
医療が進歩し、
情報が爆発的に増えても、
真理は変えられるものではありません。
驚くほど、単純なのです。
鍼灸が効くか、効かないか。
漢方が合うか、合わないか。
医療を受けて、どのように変化するのか。
それらはすべて、
この基本の上に成り立っています。
次回は、
ヒポクラテスの残りの15の言葉を紹介しながら、
さらに深く「健康とは何か」を考えていきたいと思います。

