鍼は何でできている?

「鍼は鉄で作られている」。

そう思っている人も多いかもしれません。

今回は鍼の材質のお話です。

一般的に鍼灸院で使用されている鍼は医療ステンレスです。

あまり使用されていないものには金がありますが、高価なため日常的に使用されることは少ないです。

そのため、金や銀は接触鍼として皮膚に触れる程度の施術で用いられることが多く大切に扱われています。

とはいっても各鍼灸院の特色によっては金の鍼を使用する鍼灸師もいるので希望する方は検索してみてください。

実際の効果はどうなのかといえば、金は柔軟性・弾力性に富み、人体組織へのなじみが良くて、腐食もし難いという特徴があります。

ただし、高価で耐久性に劣る。

銀は金の利点に加えてまだ安価であること。

欠点としては酸化しやすく、腐食しやすい、耐久性に劣ります。

その点で、ステンレスは刺入しやすく折れにくい、腐食しにくい、高圧滅菌や通電にも耐えます。

欠点は他に比べて柔軟性、弾力性に劣ります。

これらは金属のイオン化傾向と関係しているのではないかと思うのですが、肌なじみの面でも、金、プラチナ、銀、ステンレスの順で表記されています。

鍼一つとっても材質などで効果も違いますし、鍼の味わいも異なりますから、いろいろと調べて自分に合った鍼灸院を探してみて下し。

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