時々、施術の話(11)|右足関節痛

昨日は幕張から右足関節痛の方が来院しました。

55歳の男性、化学薬品の企業に勤める方で年に何回かは中国へ出向くそうです。

趣味は深圳に駐在していた時に始めたバトミントンで、週に5回は汗を流しているとのことですが、今回は3週間前にはりきってしまった為に足首を痛めてしまったとのこと。

40年前に足首の手術をしているので、古傷を痛めたことになるのですが、なぜこの場所が気になるのか。

これまで7~8年はジョギングもしており、ジムにも通っていたそうですが、見た感じが健康そうではない。

話しを聞いているとお酒を飲むそうです。

それは誰もが言えることですが、奥様が中国人ということや駐在していたことを考えると味の濃いものや酒を好むことは想像ができます。

お腹を触ると右下腹部に大きく抜けた感じがあり、既往歴を再度確認すると10年前から脱腸しているとのことで今は経過観察だというのです。

はじめは、頭皮針、手首に鍼をおこない、足関節の創痕にお灸をおこなって痛みは取れ可動域も出たのですが、脱腸のことが分かったため垂直昇提力を回復させ、右下腹部の凹みに対して処置したところ腹部の内圧が高まり前脛骨筋の負荷は軽減、足関節前面の緊張は取れました。

患部の問題は不可逆的であり元に戻ることはありませんが、過回外足であることに対しては足のアーチを強化させる運動、患部にはせんねん灸を提案、またインソールを作ることで足関節を安定することを提案しましたが、足のバランスに変化がでるため状況に応じてケアと運動内容の変更するように伝えました。

当日、整形外科にてレントゲン撮影をして、医師からは問題がないと言われてからの来院だったのですが、何もしてくれないことに憤りを感じていたようです。

ただ、自分の身体は誰かが守るものではありません。

他力本願ではなく自分で考える必要がありますから、ある年齢からは自分の身体を理解し、労わる習慣を取り入れないと後になって始めるのでは遅くなります。

負を回収するには多大なお金と多くの時間を失いますから、まずはならないこと、なっても適切に処置すること、一度発症したら手を加えて大切にすること。

人間は機械ではありませんから、部品を変えたらよい、買い換えたらよいというようにはいきません。

また広義的な加齢による変化、そして四季による身体への負担などを含めて自分を知ることは大切です。

そういったことが分かる濃密な時間でした。

この記事を書いた人

〒272-0133
千葉県市川市行徳駅前1-27-20 堀徳ビル301
営業日:月・火・水・金・土・日
営業時間:10時~19時(最終受付)

目次