常時見かける病気の鍼灸治療|糖尿病

1.然谷
左右取穴、1.5寸の鍼で直刺1寸、鍼の響きが内踝下に行くこと、捻転補瀉法の手法、置鍼30分。
同穴は足の少陽腎経であり、滋腎陰、腎火を瀉し、生津調経の効能がある。
他に太谿、太衝、肝兪、腎兪を加えると更に良い効果が出る。

2.大椎、神闕への施灸
毎日午前4時30分、午後4時30分の2回、棒灸で上記二穴への施灸をする。
同穴が赤く発赤するまで。空腹時の血糖値が明らかに下がってくる。

3.三陰交
左右取穴、直刺で1~1.5寸、捻転平補平瀉手法、置鍼30分、多飲の者には肺兪、三焦兪を追加、多食でよく飢える者には足三里を追加、腰部痛、多尿、煩熱耳鳴りのある者には太谿、腎兪を追加する。毎日1回、12回を1クールとする。
同穴は血糖値の改善に有効である。

4.降糖穴(手の前腕掌側、腕関節から肘関節の間、下三分の一のところ)
上に向けて45度の角度で斜刺、置鍼30分、毎日1回、10回で1クール。
同穴は奇穴である、益気提神、健脾和胃、疏肝理気の作用がある。降糖、降脂消炎、鎮痛、鎮静の作用がある。
刺鍼後、明らかな血糖値降下作用がある。

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