1.梅核気点(手掌の労宮穴の少し下、示指と中指を屈曲して手掌に着いた時の両指の間の下方1寸)1寸の鍼で3~5分直刺して、雀沢捻転瀉法、強刺激をする。
その間患者は深呼吸、息を止めること数秒、その後飲み込む動作をする。
これを何回か繰り返す。喉が軽くなったら抜針する。
同穴は経験穴である。梅核気には明らかな効果がある。疏肝理気、利咽、鎮静安神の作用がある。
男性は左、女性は右の穴を使用する。
2.照海
左右取穴、1.5寸の鍼で直刺0.5~1寸、捻転補瀉、置鍼30分
その間、2回針操作する。
同穴は陰蹻脈の始まるところである、同経脈は内踝から始まり、上行して咽喉に至り沖脈に貫くので梅核気の他に、慢性咽喉炎にも効果あり。
常時見かける病気の鍼灸治療|梅核気

