常時見かける病気の鍼灸治療|排尿困難

1.関元
拇指を回しながら同穴に指圧する。40秒~8分間、その後、10分間休憩。
一般的に5~15分指圧すると排尿できる。
同穴は小腸の募穴である、足三陰と任脈の交会穴でもある。三焦の気が派生する所でもある。指圧することで、三焦の気機を調整し、気化を助け、培腎固本、膀胱気化通利の作用がある。

2.石門
3寸の鍼で下に向けて斜刺2寸ほど、雀沢捻転瀉法を行う、患者は石門穴を意識して力を入れて排尿する。
術者は両手で下腹部を上から下に次第に圧をかけながら指圧する。同穴は任脈にあり、三焦の募穴でもある。経脈経気の通達、三焦気化を助け水道を通調する。

3.大横
左右取穴、3.5寸の鍼で少し臍の方向に向けて斜刺3寸程度、雀沢捻転補法を行い、鍼の響きが下腹部へ伝わること。
置鍼30分、その間2~3回針を操作する。同穴は足の太陰脾経にあり、別名を“腎気”と称する。膀胱気化機能を増強する働きがある。

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