1.養老
健側を取穴、1寸の鍼で刺鍼して雀沢捻転の強刺激をする。同時に患者は首の運動をすること。疼痛は消える。
同穴は手の太陽小腸経である。同経脈は上に行き、肩、肩甲骨を巡って肩の上に向かう。
2.懸鐘
患側を取穴、鍼は少し上に向けて斜刺、瀉法を行い、鍼の響きが上行すること
その後、患部の圧痛点に抜罐を行うこと20分。鍼は5分毎に針を操作する。
3.後渓
左右を取穴、1.5寸の鍼で1寸程度刺鍼、雀沢捻転瀉法、鍼を操作しながら患者は首の運動をすること。
置鍼20分間。5分毎に針を操作。
4.承山への指圧
拇指で健側の同穴を指圧2~5分間。同時に患者は首の運動を行う。運動は小幅な動作から次第に大きく動かすこと。
5.聴宮
患側を取穴、1.5寸の鍼で1寸程度刺鍼、捻転瀉法、置鍼15分。同時に患者は首を動かすこと。
6.陽池
患側を取穴、1.5寸の鍼で肘の方向に向けて斜刺1寸程度。捻転瀉法。
置鍼10分程度。置鍼中二回鍼を操作する。同時に患者は首の運動をすること。

