常時見かける病気の鍼灸治療|前立腺肥大、前立腺炎

1.秩辺
3~4寸の鍼で針先を腹部の水道穴に向けて3寸刺鍼、捻転瀉法をして針の響きが小腹部、会陰部に伝わること、置鍼1時間後に抜針する。
同穴は足太陽膀胱経の経穴である。同穴への刺鍼で膀胱気化を助け、清利下焦湿熱、活血化淤、通絡止痛の作用がある。特に慢性前立腺炎に効果がある。

2.至陰
①刺鍼法:左右取穴、1寸の鍼で刺鍼して捻転雀沢瀉法、強刺激して針の響きが足小指外側から上に伝搬する。一般的には5~10分後に排尿できる。

②刺絡法:片方を取穴、三棱針で刺絡して20滴ほど取血する。左右交替でおこなう。毎日1回、10回を1クールとする。
クール間は5日空けること。同穴は足の太陽膀胱経である。膀胱気化を助け、通調水道の作用がある。

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