行徳で不妊に悩む方が増えています

近年、行徳エリアでは妊活・不妊のご相談が急増しています。
その理由には、生活環境・働き方・身体の変化・ストレス社会といった複数の要因が関係しています。
特に東西線沿線は、
「働く女性が多く、仕事と妊活の両立による負担が大きい」
「通勤時間が長く、生活リズムが乱れやすい」
「座り仕事が多く、血流が低下しやすい」
といった傾向があります。
その結果、次のような症状を抱えて来院される方が増えています。
- 冷えが強く、足先やお腹がなかなか温まらない
- 生理周期が不安定で、排卵時期が読めない
- PMS・生理痛が悪化している
- ストレスで眠れない、情緒が不安定になる
- 採卵数が少ない、受精が進みにくい
- 移植周期で内膜が育たない
こうした不調は、妊活に大きく影響します。
そして多くの方が「病院では問題なしと言われたのに、妊娠しにくい理由がわからない」と悩んでいます。
鍼灸では、病院では見落とされがちな 体質の土台(血流・自律神経・体温・内臓疲労) にアプローチできるため、病院治療と併用して妊娠力を高めることが可能になります。
はじめに
「子どもは自然に授かるのが当たり前」―多くの人がそのような感覚をもってきました。
しかし今日では不妊に悩むカップルは6組に1組(24人に1人が体外受精で生まれている)といわれており、晩婚・晩産化が進むなかで不妊治療はとても重要で、かつ身近な医療になっています。
そして検査で妊娠しない理由を探し出して、それを補う治療を不妊治療とよんできましたが、現在ではそのような治療法は全体の中の一部にしか過ぎません。
妊娠しない理由は卵巣にある卵子が古くなってしまっている「卵子の老化」にあることが多いことが分かっています。つまり現代の不妊治療は「加齢」と戦う医療にといえるのです。
老化と加齢は混同されやすい表現ですが、加齢は生まれた日から死までの物理的な時間経過をさし、老化は加齢に伴って生体機能が低下(筋力、神経伝達速度、肺活量、病気に対する抵抗力の低下)することです。つまり加齢は平等ですが老化に個人差があります。
鍼灸は健康の維持、増進を図り、生活習慣病を予防すること(酸化ストレスの減少、抗酸化力を高める)とされていますから、過度な肉体的・精神的ストレス、激しい運動、喫煙、紫外線、大気汚染により傷つけられた細胞(広義の老化)の増加や蓄積を防御する優れたヘルシーエイジング(健康的に年を重ねること)です。
また老化や病気を引き起こす「糖化(食事などから摂取した糖がタンパク質と結合して細胞を劣化させる)」は、卵巣機能低下するだけでなく体外受精の成績を低下させてしまうという報告があります。
つまり「酸化」と「糖化」による血管壁の「炎症」によって老化が加速するため、細胞老化が進み、さらに炎症も加速します。
卵子の老化を防ぐためには「酸化」「糖化」「炎症」を抑えることが鍵になるため、抗酸化ケアとして鍼灸を取り入れるべき理由をご理解いただけると思います。
しかし、西洋医学が病名に対して治療することと異なり、東洋医学は予防を重視した治療をおこなうため、健康の維持増進、疲労回復をもとに恒常性(同一の状態)を高めることで自律神経系、免疫系、ホルモンを生成する内分泌系を一定に調整するため、これまでの外部環境要因、遺伝要因、生活習慣要因、医原性要因による積み重ねを1回の施術で解消、改善することはありません。
施術は週に1回を定期的に7か月続けることをお考え下さい。
その理由は、人の身体はできるだけ現状を維持しようとする力が備わっているため、1回の治療により一旦バランスを崩すと崩れた状態のまま維持しようとします。
よって急激な変化は却って負担が大きく体調を崩してしまいますから、軽い刺激を加えていきながら2~3日(鍼灸の効果は72時間程のため)に様子を見て調整していく方法が有効です。
7か月の期間を要する理由は、施術効果が排卵される卵子の質に表れるまでおおよそ200日(約7か月)かかるためです。
まとめとして、老化は「食事」「運動」「睡眠」「入浴」「メンタル」などの生活習慣と深くかかわりますから、鍼灸だけで妊娠するということはありませんことをご理解ください。
【参考文献 不妊治療を考えたら読む本 科学でわかる「妊娠への近道」 浅田義正・河合蘭】
【参考文献 妊娠しやすい食生活 ハーバード大学調査に基づく妊娠に近づく自然な方法 ジョージ・E・チャヴァロ】
不妊症とは
不妊症とは生殖年齢の男女が妊娠を希望し、1年以上避妊せず性交をおこなっているにも関わらず、妊娠の成立を見ない場合をいいます。しかし、卵管閉塞、無排卵症、重度の乏精子症や無精子症は不妊期間を問わず、妊娠のために医療介入が必要な「絶対的不妊」です。
不妊原因は主に女性因子である卵巣因子、卵管因子、子宮因子。男性因子、免疫因子など多様です。不妊原因は女性に多いですが「男性のみ」「男女ともにあり」など男性原因も約半数にのぼります。
なぜ行徳で不妊鍼灸が選ばれているのか
当院では、妊活に取り組む行徳・妙典・浦安・市川の方から多くのご相談をいただきます。
選ばれる理由は、単に施術をするだけではなく、妊娠までのプロセスを一緒に伴走できることにあります。
行徳・妙典・浦安・市川からアクセスが良い
行徳周辺は東西線を利用する方が多く、
- 仕事帰りに寄れる
- 妊活と生活の両立がしやすい
- 夜の施術も対応できる
といった利便性が高いエリアです。
仕事・家事・治療をこなしながら妊活を続けるには、「無理なく通える距離」が非常に重要です。
不妊治療と併用できる “専門性の高い施術”
当院は、タイミング法・AIH・IVF のどの段階にも対応しています。
病院の治療は「卵子・精子・ホルモン」を整える医療的アプローチですが、
鍼灸は「血流・自律神経・基礎体温・ストレス・内臓の働き」を整える体質改善を得意とします。
つまり、
病院と鍼灸では役割が違い、併用で相乗効果が出るということです。
採卵に向けての準備、移植に最適な身体づくりなど、周期に合わせた細かな施術を提供しています。
冷え・ホルモン・自律神経の改善を同時に行える
妊娠しやすい状態とは、
- 子宮の血流が十分
- 卵巣が本来の力を発揮している
- ホルモン分泌が安定
- 心身ともにリラックス
という4つの条件が整った状態です。
鍼灸は、この4つを 一度に整えることができる唯一の施術 です。
血流の変化は数回で実感される方も多く、
「足がすぐ温まる」「寝つきが良くなる」「肩こりが消えた」といった変化は
妊娠力アップのサインです。
不妊に対する当院の鍼灸アプローチ
妊活鍼灸の根幹は「全身の循環改善」です。
骨盤だけを施術するのではなく、全身の状態を整えて初めて妊娠しやすい身体が完成します。
子宮・卵巣の血流を高めて妊娠力を向上
血流は妊娠の基礎です。
血流が悪いと、
- 卵子が成熟しにくい
- 内膜が育ちにくい
- ホルモン分泌が乱れる
- 冷えがなかなか改善しない
といった問題が生じます。
鍼灸は血管の拡張・筋緊張の緩和を促し、
骨盤内の血流を“自然に”改善します。
特に、行徳エリアの働く女性は座り仕事が多く、骨盤の循環が悪くなりがちです。
卵子の質をサポートするはり施術
卵子の質にはミトコンドリアの働き が深く関係しています。
ミトコンドリアは血流が改善することで活性化し、卵子の質の向上に繋がると言われています。
鍼灸では
- 卵巣の働きを高めるツボ
- 下腹部の血流を促す施術
- 自律神経を整えるアプローチ
を用いて卵子の質向上をサポートします。
質が変わるのは 3ヶ月〜7か月程度の積み重ね が重要です。
子宮内膜の育ちを促すお灸(温熱療法)
内膜が薄く悩む方は多いですが、
“温度と血流” を整えることで変化が起こります。
特に
- 下腹部をふんわり温めるお灸
- 骨盤内の循環を整える鍼
- 冷え体質を改善するツボ
これらは、移植周期の方に非常に効果的です。
ストレス・不眠・自律神経の乱れを整える
妊活で最も見落とされがちな問題が「心の疲労」です。
- 不妊治療の結果に左右される感情
- 周囲との比較
- 仕事との両立
- 将来に対する不安
こうしたストレスは自律神経を緊張させ、
ホルモンバランスの乱れにつながります。
胸の緊張、首肩のこり、呼吸の浅さを改善し、
心が軽くなる施術を丁寧に行います。
こんなお悩みはありませんか?
生理不順・PMSがある
生理(月経周期)を整えることは妊娠しやすくなるために非常に重要です。規則正しい周期は安定した排卵と妊娠しやすい体づくりにつながり、生理不順は排卵の乱れや無排卵を示すため、ホルモンバランスや生活習慣を改善する必要があります。
冷え・むくみ・肩こりが強い
妊娠を望まれている方にとって、冷え、むくみ、肩こりは体調管理の上で重要なポイントとなります。
これらは血行不良と関連しており、血流を改善することは妊娠しやすい体づくりに繋がると考えられます。
不妊治療を続けているが結果が出ない
不妊治療を続けていても結果が出ない主な理由は、卵子・精子の質の低下(加齢など)、受精卵の染色体異常、子宮内環境の問題(慢性子宮内膜炎、ポリープなど)、免疫学的要因など複合的な因子が絡み合っています。
医学的な検査で異常が見つからない場合には、ストレス、食生活の乱れなどが考えられますが、これらは全体の10~25%をしめている原因不明不妊です。
日ごろの予防について
女性側では、極端な肥満や痩せの場合は食事や運動などで適正体重を保ち月経の改善に繋がります。喫煙は卵巣の老化を早め体外受精の成功率が下がるので禁煙を。
男性側では、勃起障害の場合は肥満、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の改善、喫煙は精子数を減少させるため禁煙をしましょう。
加齢により男女とも妊娠する・させる力が低下し、高齢になると妊娠しても子宮内膜症の合併や流産などのリスクが高まるため、不妊症の治療は早い段階でおこなうほど効果的です。
【参考資料:東邦大学医療センター大橋病院 産婦人科 田中京子先生】
採卵・移植に向けて体調を整えたい
採卵・移植に向けた鍼灸治療には、血流改善やリラックス効果を通じて、妊娠しやすい身体づくりをサポートする効果が期待できます。科学的な有効性の明確な基準はまだ確立されていませんが、多くの研究で体外受精(IVF)との併用による妊娠率向上や着床率改善の可能性が示唆されています。
初めての方へ|不妊鍼灸の流れ
丁寧なカウンセリングで原因を把握
初回に生活習慣、月経周期、既往歴などを詳しく聞き取り、東洋医学の方法をもちいて体質を把握します。
それにより心身ともに妊娠しやすい体質改善を目指しま。。
身体の評価(脈・舌・腹)
東洋医学的な視点で体の状態を読み解き、施術方針を決めます。
妊活鍼灸の効果
全身+お腹・骨盤周囲を施術し、妊娠力の土台を整えます。
それにより以下の効果があります。
Ⅰ.抗ストレス作用
鍼刺激により求心性の感覚神経が視床下部へ投射してオキシトシンを視床下部によりオキシトシンを放出。それにより副腎皮質刺激ホルモン(ストレスホルモン)の発現を阻止するため抗ストレス効果として働く。
Ⅱ.自律神経調節作用
延髄にある細胞群は、循環器系、呼吸器系、胃腸系から送られてくる情報を中枢に伝えます。
細胞群は内臓機能の調整に大きな役割を果たしている“迷走神経”の起源である部位に隣接しており、一方で“脳幹”にある交感神経にも投射して繋がっているため、細胞群が興奮すると自律神経機能が変化を受けます。これが自律神経調節の働きに繋がっているということです。
Ⅲ.血流改善
鍼灸をおこなうと反射(軸索反射)により血管拡張物質が放出され血流量が増加する。末消循環の改善により酸素、栄養物質の供給や発痛物質、疲労物質の除去が促進されるため、末梢循環障害に起因する疾患や症状に効果がある。また鍼治療は深部にまで鍼を刺入するため深部組織の血流を促進できる利点がある。 灸治療についても施灸局所で酸素のヘモグロビン濃度が上昇することが分かっています
自宅ケアのご提案
灸・食事・睡眠・ストレスケアなど、妊娠しやすい習慣をアドバイスします。
鍼灸の効果として(行徳で妊活に取り組んだ方の例)
内膜が厚くなり移植に成功したケース
冷えが強かった方が週1回の施術で内膜が改善した。
採卵数が増えた・卵子の質が良くなった例
鍼灸と漢方を併用してから卵巣の働きが高まり、採卵数が増えた。
生理痛・生理不順が改善した例
全身施術で周期が整い、冷えが改善され数値にも変化が現われた。
よくある質問(行徳 不妊 Q&A)
どれくらい通えばよいですか?
週1回 × 3ヶ月が最も変化が出やすいです。
※だいたい7か月を目安に受けていただくと良いでしょう。
不妊治療と併用できますか?
もちろん可能です。安心してご相談ください。
痛みはありますか?
髪の毛ほどの細い鍼を使用するため、ほぼ痛みはありません。
妊娠率を高めるために大切なこと
冷えを改善する生活習慣
温かい飲み物・半身浴・軽い運動などが効果的。
睡眠と自律神経の安定
深い睡眠はホルモン分泌に影響します。
食事・運動・ストレス管理
妊娠力は日々の生活習慣によって作られます。
活性酸素の増加・低体温は、ビタミン・ミネラルの不足、腸内環境の悪化、ミトコンドリア機能の低下、住金増の胎内蓄積があり、これらの改善が活性酸素の中和、低体温の矯正になります。
そのため、鍼灸を受けること以外にも、「運動」「食事」「睡眠」の見直しが大切です。
行徳で不妊に悩むあなたへ|ご相談ください
鍼灸を受ける際のご案内
不妊鍼灸に注力を始めてから約15年が経ちました。その間、不妊治療の技術も進歩を遂げています。その多くは生殖補助医療による出生であり、以前よりも不妊治療が身近になってきました。
以前と比較しても生殖補助医療は「胚の培養環境」「凍結技術」「精巣内精子採取」の技術は目覚ましく進歩し、過去には妊娠を望めなかった方も出生が可能になりました。
一方で40歳前後における出生率に関しては総生殖補助医療が増えた割に出生率が上がらない現実があります。この部分(老化や劣化した卵子の若返り)を鍼灸は得意とし、病院が苦手とする部分です。
不妊治療が成功するかの鍵は「質の良い卵子と精子を用意できるか」「体内もしくは体外で受精できるか」「よい環境のなかで着床できるか」「妊娠を維持できるか」です。
しかし卵管閉塞など卵管に器質的な問題がある場合には鍼灸で自然妊娠は無理です。
不妊に対して鍼灸ができることは、具体的に「採卵に向けた卵巣の環境を整える」「着床に向けた子宮の環境を整える」「患者さんのストレスに対して」などがあります。 そのために通常治療(40~50分)以外にも子宮に関係する副交感神経への刺激として陰部神経鍼通電刺激。血管の拡張・生体活性物質の生成を促進する作用・神経興奮性の抑制などに関与し、鎮痛・消炎・創傷治癒に効果がある近赤外線治療器を併用することで子宮へ血液を送る血管の抵抗が減り、ホルモン、栄養素がしっかり送り込める骨盤内環境へと移行します。
あなたの妊活を全力でサポートします
これまで20年間鍼灸をおこなってきましたが、治療効果は鍼灸師の治療技術だけではなく、患者さんの治癒能力であると実感しています。
今日までさまざまな視点から「根本とは何か?」と考え、身体の構造なのか、そのきっかけが心理的なものなのか、スピリチュアルなのかと学んできました。しかし、どれも深く関わっているなかで、結論としては個体差がある“遺伝子”そのものが本質であり、その個体差によって生じた現象を個体差に合わせて補い続けることが根本治療であり、予防医学の本質であると考えました。
そのため「栄養」「運動」「休養(睡眠)」による回復、修復、補給が重要であり、鍼灸ができることはこれらの中心となるミトコンドリアの活性化です。
どれくらいで妊娠をするか、出産にいたるかは「外部環境因子」「遺伝要因」「生活習慣要因」「医原性要因」によります。そのことを気づき、見直し、是正することが治癒能力を高め、妊娠するための妊娠力になることをご理解ください。
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| 初検料 | カルテ作成・検査料として | 3000円 | |
| 再検料 | 3カ月以上空いた方は再検査をおこないます | 1000円 | |
| 1年以上空いた方 | 3000円 | ||
| 相談料 | 身体のことに関する悩み相談 | 4500円 | |
| 鍼・灸併用治療 | 一般的な鍼灸治療 | 7000円 | |
| 鍼・灸・電気併用治療 | 鍼灸治療にスパーライザーPXを追加した特別治療 | 9000円 | |
| ※当日予約 | 症状によってお断りする場合もございます | 12000円 | |
※不妊鍼灸とスーパーライザーの併用は、自律神経の調整、子宮・卵巣への血流改善、ホルモンバランスの安定などを通じて、着床率や妊娠率の向上、卵胞の質向上、子宮内膜の肥厚を促し、より効果的な妊活をサポートします。
特に、星状神経節への照射で副交感神経を優位にし、卵巣への血流を増加させることが重要で、ART(生殖補助医療)と併用することで妊娠率が上昇する報告もあります。
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※予約は【上記に該当しない方(妊娠を希望される方)】を選択してください。
